2012年3月8日木曜日

南相馬の黒い物質(6)



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も う、これは何回書いたか忘れました。それで(6)です。今度は、大きな写真を掲載してくれました。こんな100万ベクレル(1kg)などという物質が、転 がっている所に人間が住んでいるのですよ。それを政府は、危険だとは言わず「安全」だと言っています。何とも言いようの無い気持ちになります。

阿修羅♪ >
これが南相馬の黒い物質だ
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/534.html

(投稿者 宮島鹿おやじ 日時 2012 年 3 月 03 日 13:45:47: NqHa.4ewCUAIk)


つい先日、用件があり福島県の南相馬市に行った際に、問題となっている黒い物質を入手した。
外観は上記写真のとおりである。

この物質については、以下のブログ等においてより詳細に報告されている。
放射性物質を凝縮した藍藻ではないかという説が有力である。
プルトニウムが測定されたという情報もある。
http://mak55.exblog.jp/15500641/

私自身、インスペクタープラスで計測したところ(以下、youtube動画参照)
http://www.youtube.com/watch?v=DMIckPbsR6A&feature=channel

おおよそ
ガンマー線のみ            ほぼ  1マイクロシーベルト/時 (金属プレート遮蔽)
ガンマー線+ベータ線         ほぼ  7マイクロシーベルト/時 (紙による遮蔽)
ガンマー線+ベータ線+アルファ線   ほぼ  9マイクロシーベルト/時 (遮蔽なし)
という結果になった。
南相馬市においては、このような物質が、無造作に、道路上など、「そこらじゅう」にあるという。
当然、風で「物質」は巻き上げられ、鼻や口から吸入される。
子供たちは、普通に通学しているというのだ。
あなたはどのように思うか。
上記ブログ主の南相馬市議は、控えめにも「子供たちにマスクをさせろ」と訴えている。
http://mak55.exblog.jp/15501895/

当然、この物質の中にどういった放射性核種が含まれているかを測定しなければならない。
私が測定依頼のために連絡した測定機関すべてを以下に挙げる。そのいずれもが、アルファ線放出の放射性核種の同定は不可能と断られてしまった。

①ベクレル測定所トウキョウ
・土壌で1マイクロ/時 以上の高線量は測定できない。
・もともと放射性核種同定の測定は行っていない様子。
②ベクミル放射能測定器レンタルスペース
・土壌で1マイクロ/時 以上の高線量は測定できない。
・もともと放射性核種同定の測定は行っていない様子。
③市民放射能測定所CRMS
・セシウムの同定以外は行っていない。
・同位体研究所ならばやっているのではないか。
④同位体研究所
・ベータ線核種の同定は行うが、プルトニウム分析は行っていない。
・前処理に大変時間がかかる。
・(財)日本分析センターならやっているのではないか。HPに「プルトニウム分析」とある。
⑤(財)日本分析センター
・HPには「プルトニウム分析」と記載しているが、今は受け付けていない。
・前処理に数ヶ月時間を要する。
・都道府県などからの依頼を受けて以前から実施している。
・・・・
という具合である。いい加減にいやになってしまった。有用な情報を求む。

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